五稜郭駅から歩くと大後悔?離れたJR駅の罠と正しいアクセス術
北海道屈指の観光名所として名高い特別史跡・五稜郭跡と五稜郭タワー。新幹線や特急列車を利用して函館を訪れる旅行者のなかには、「五稜郭駅で降りればすぐ観光できる」と思い込んでいる方が後を絶ちません。しかし、現地に降り立った瞬間、目の前に広がるのは観光地ではなく日常の幹線道路と住宅街です。
JR五稜郭駅と観光スポットである五稜郭公園は、実は物理的に大きく離れています。旅の貴重な時間を無駄にしないために、駅の位置関係の真相や後悔しない移動手段、知っておくべき駅施設と周辺グルメ情報を徹底調査しました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:JR五稜郭駅から五稜郭公園までは約2.8km離れており、徒歩移動は35〜40分以上を要するため推奨されない。
- 要点2:駅前に市電(路面電車)の乗り場はなく、最寄り電停の「五稜郭公園前」とは全く別の場所である点に注意が必要。
- 要点3:函館駅起点なら市電や直行バス、JR五稜郭駅起点なら駅前路線バスまたはタクシーの利用が最短かつ最適。
【真相検証】五稜郭駅から五稜郭公園まで徒歩は危険?距離と所要時間のリアル

地図アプリを一見すると近く感じられがちな両地点ですが、JR五稜郭駅から五稜郭公園までの実歩行距離は約2.8kmあります。成人男性の標準的な歩行速度(分速80m)でもノンストップで約35分、信号待ちや悪天候、キャリーケースなどの手荷物を考慮すると40〜50分近くの徒歩移動を強いられます。
さらに道中は風情ある観光街道ではなく、国道5号線沿いや市街地の生活道路が中心です。特に冬期の積雪・凍結路面や、夏場の日差しが照りつける時間帯に歩くのは体力を大きく消耗します。現地を訪れた旅行者からも「歩いて向かったら想像以上に遠くて観光前に疲れ果てた」という声が多数上がっています。
特別なウォーキング目的でない限り、JR五稜郭駅から公園への徒歩アクセスは避けるのが賢明な判断です。
「五稜郭駅」と「五稜郭公園前停留場」の決定的な違い|市電乗り場はどこ?

旅行者が最も陥りやすい落とし穴が、「JR五稜郭駅」と函館市電の「五稜郭公園前停留場」の混同です。名前が酷似しているため同じ駅前にあると思われがちですが、両者は直線距離でも約2km離れたまったく別の交通拠点となっています。
JR五稜郭駅の駅前広場に函館市電の乗り場は存在しません。市電「五稜郭公園前停留場」は函館随一の繁華街・本町エリアに位置しており、五稜郭タワーや公園へ徒歩約10〜15分でアクセスできる観光の玄関口です。
JRの駅舎を出て「市電はどこだろう」と探しても電停は見当たりません。この名称ギャップこそが、観光客を混乱させる最大の要因となっています。
函館駅から五稜郭タワーへの正しいアクセス手順|市電・バス・JRの最適ルート

函館の主要ターミナルであるJR函館駅を起点として五稜郭公園・タワーを目指す場合、JR線に乗って五稜郭駅へ向かうのは乗り換えの手間が増えるため得策ではありません。主な3つの移動手段を比較検証しました。
① 函館バス(直行・最短ルート):
函館駅前バスターミナルから「五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス」または路線バスを利用すれば、「五稜郭タワー前」バス停まで約15〜20分で直行できます。下車後すぐにタワーエントランスへ到着するため、歩行距離を最小限に抑えたい方に最適です。
② 函館市電(定番・旅情ルート):
函館駅前停留場から「湯の川行き」に乗車し、「五稜郭公園前停留場」まで約17分(運賃240〜260円)。下車後は本町の交差点を抜け、遊歩道を徒歩約10〜15分進むと公園の堀に到着します。便数が多く情緒ある街並みを眺められる王道ルートです。
③ JR線経由(乗換必須ルート):
函館駅からJR函館本線で五稜郭駅までは1駅・約5分(運賃250円)ですが、前述の通り五稜郭駅前で路線バスまたはタクシーへの乗り換えが必須となります。
JR五稜郭駅を利用する際の完全ガイド|コインロッカー・営業時間・駐車場
道南観光の中継地としてJR五稜郭駅を利用する旅行者に向けて、駅舎内の設備や利便性を整理しました。
駅舎内にはみどりの窓口(営業時間:7:00〜19:00頃)と自動券売機が設置されており、JR各線の乗車券購入や指定席の手配が可能です。また、同駅は木古内方面へ向かう第三セクター「道南いさりび鉄道」の接続駅でもあります。観光列車「ながまれ号」など運行本数が限られるダイヤもあるため、乗り換え時は最新の時刻表確認を怠らないようにしましょう。
手荷物預かりに関しては、改札外コンコースに小型から大型対応のコインロッカーが完備されています。五稜郭観光へ向かう前に大きな荷物を預けて身軽に行動することが可能です。駅前には短時間の送迎用スペースのほか、24時間利用可能な有料駐車場(1時間100〜200円程度、24時間最大料金設定あり)も整備されています。
五稜郭駅からタクシー移動の料金目安と駅周辺ランチ・名物グルメ情報
万が一JR五稜郭駅で下車した場合、五稜郭公園・タワーへ最もスムーズに移動できる手段は駅前ロータリーに常駐するタクシーです。所要時間は約5〜8分、タクシー料金は1,200円〜1,500円前後が目安となります。複数名でのグループ旅行であれば、バスを待つよりも割り勘でタクシーを利用したほうが時間対効果は高くなります。
また、JR五稜郭駅周辺は地元密着型の名店が点在する隠れたグルメスポットです。
函館のソウルフード「やきとり弁当」で有名なハセガワストア(中道店・五稜郭店方面)や、全国的人気を誇るハンバーガーショップラッキーピエロのロードサイド店舗が駅周辺エリアに展開しています。さらに駅前の国道沿いには実力派の函館塩ラーメン店や海鮮居酒屋が並び、観光中心地とはひと味違う落ち着いた環境でランチを楽しめます。
【五稜郭駅】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:JR五稜郭駅から五稜郭公園まで走っているバスの乗り場と路線は?
A1:JR五稜郭駅前のロータリーにある「五稜郭駅前」バス停から函館バスに乗車し、「五稜郭公園入口」または「五稜郭」バス停で下車します。乗車時間は約10分、運賃は約240円です。日中は10〜15分間隔で運行しています。
Q2:五稜郭タワーへの最寄り駅はどこになりますか?
A2:軌道交通における最寄りは函館市電の「五稜郭公園前停留場」(徒歩約10〜15分)です。路線バスを利用する場合は「五稜郭タワー前」停留場が最も近く、下車後徒歩1分以内です。JR五稜郭駅は最寄りではありません。
Q3:五稜郭駅で交通系ICカード(Kitaca・Suica等)は使えますか?
A3:JR線では函館エリアの在来線IC利用可能エリア(函館駅〜新函館北斗駅間)に含まれており利用可能です。また、函館市電および函館バスでも全国相互利用の交通系ICカードが全線で利用できます。
まとめ:五稜郭観光で迷わないための賢い移動プラン
「駅名に五稜郭と付いているから」という理由だけでJR五稜郭駅で降りてしまうと、思わぬ長距離移動に直面することになります。函館駅から五稜郭エリアを目指すなら、市電または直行シャトルバスを選ぶのが最も合理的で失敗のない選択肢です。
道南いさりび鉄道の旅や周辺グルメの散策など、JR五稜郭駅そのものに目的がある場合を除き、交通機関の特徴と駅の位置関係を正しく把握した上で旅の移動ルートを組み立ててください。 (出典: 五稜郭 駅(Yahoo!ニュース))