川越グリーンクロスはなぜ閉鎖?名物渡し舟の記憶と跡地の現在

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川越グリーンクロスはなぜ閉鎖?名物渡し舟の記憶と跡地の現在
川越グリーンクロスはなぜ閉鎖?名物渡し舟の記憶と跡地の現在
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🎵 川越グリーンクロスはなぜ閉鎖?名物渡し舟の記憶と跡地の現在

埼玉県川越市と比企郡川島町にまたがる荒川河川敷で、半世紀近くにわたり多くのゴルファーに親しまれてき川越グリーンクロス。都心から車で約1時間という好立地と、クラブハウスからコースへ荒川を渡る名物「渡し舟」のアトラクション感で、埼玉を代表する人気パブリックコースとして名を馳せていました。

しかし、ネット上では「今も予約できるのか」「営業再開の予定はあるのか」「跡地はどうなっているのか」といった疑問の声が絶えません。かつて週末ごとに大賑わいを見せた名門河川敷コースがなぜ姿を消すことになったのか、水害からの経緯や現在の状況、そして気になる跡地の最新動向までを詳しく紐解きます。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:川越グリーンクロスは2019年の台風19号による壊滅的被害と国の治水事業に伴い、2021年12月末をもって完全閉鎖されています。
  • 要点2:ゴルフ場としての営業再開や予約受付の復活はなく、現地跡地では荒川の調節池整備など大規模な防災工事が進行しています。
  • 要点3:名物だった渡し舟や戦略性の高いコースの記憶は、今なお多くのゴルファーの間で伝説的な名所として語り継がれています。

【閉鎖の真相】川越グリーンクロスが営業終了に至った決定的な理由

川越 グリーン クロス

川越グリーンクロスの閉鎖理由を語る上で避けて通れないのが、2019年10月に東日本を襲った台風19号(令和元年東日本台風)による甚大な水害被害です。

荒川と入間川が合流する広大な河川敷に位置していた同コースは、堤外地(堤防の内側)にある構造上、河川の増水時に遊水地としての機能を果たす宿命を背負っていました。記録的な豪雨により荒川の水位が急上昇し、コース全体はもちろん、乗用カートや管理施設、進入路に至るまでが完全に濁流へ水没。コース内には大量のヘドロや漂流物が堆積し、壊滅的な打撃を受けました。

被災直後は懸命な復旧作業が進められ、一時は9ホール規模での仮営業を行うなど再興への道が模索されました。しかし、コース全域を完全復旧させるためには数億円規模にのぼる莫大な費用が必要であったこと、さらに地球温暖化に伴う度重なる水害リスクが経営を圧迫しました。加えて、国土交通省が進める荒川調節池群の整備計画(治水対策強化プロジェクト)の対象エリアと重なったことが決定打となり、運営会社は2021年12月31日をもってゴルフ場事業の継続を断念、完全閉鎖の決断を下しました。

名物「渡し舟」と戦略的コースレイアウト|ゴルファーに愛された記憶

川越 グリーン クロス

川越グリーンクロスが多くのプレイヤーを惹きつけてやまなかった最大の要因は、全国的にも珍しい「渡し舟」でコースへ渡るプレースタイルにありました。

クラブハウスで受付と着替えを済ませた後、キャディバッグを積んだ乗用カートとともに、荒川の対岸へ渡し舟に乗って移動する数分間の船旅は、日常を忘れさせる非日常的な演出として名物となっていました。朝霧が立ち込める荒川を舟で進む情緒あふれる光景は、シニアから若手ゴルファーまで幅広い層の心を掴み、評判と口コミでも常に高い評価を獲得していました。

コースレイアウト自体も河川敷特有のフラットな地形でありながら、巧妙に配置された池やクリーク、荒川特有の川風がゴルファーの挑戦意欲を刺激する本格派でした。広々としたフェアウェイでのびのび打てるホールがある一方、グリーン周りには絶妙なアンジュレーションが施され、初心者から上級者まで飽きさせない設計思想が高く評価されていました。

【現在の状況】営業再開や予約再開の噂の真偽を検証

川越 グリーン クロス

「川越グリーンクロスの予約はどこから取れるのか」「リニューアルオープンの予定はあるのか」と探すゴルファーが今も後を絶ちませんが、2026年現在、川越グリーンクロスがゴルフ場として営業再開する可能性は完全にゼロです。

楽天GORAやGDO、じゃらんゴルフといった主要な予約ポータルサイトにおける掲載はすべて終了しており、現地でのゴルフプレー受付は一切行われていません。運営していたPGM(パシフィックゴルフマネージメント)公式サイトからも施設情報は削除されており、法的な営業権および施設利用権もすでに返還・精算されています。

一部のネット掲示板やSNSで「営業再開に向けた工事が行われている」といった噂が流れることがありますが、これはゴルフ場の復旧工事ではなく、後述する河川改修・治水事業に伴う重機工事が目撃されたことによる誤解です。

荒川河川敷の跡地はどうなった?最新ニュースと治水事業の進捗

かつて緑鮮やかな芝生が広がっていた川越グリーンクロスの跡地は現在、首都圏を守るための重要な治水インフラ拠点へと姿を変えています。

国土交通省関東地方整備局が主導する「荒川第二・第三調節池事業」などの大規模治水計画に伴い、旧コース敷地一帯は洪水時に安全に水を貯めるための遊水地エリアとして再整備が進められています。かつてのクラブハウスや船着き場周辺の施設は撤去・整地され、現在は重機による堤防補強や掘削工事が進行中です。

長年親しまれたゴルフ場が姿を消したことはファンにとって寂しい限りですが、激甚化する豪雨災害から下流域の埼玉・東京の都市部を守るための防波堤として、その土地は今も社会的に極めて重要な役割を果たし続けています。

周辺の代替ゴルフ場事情|川越グリーンクロス難民におすすめのコース

都心からの好アクセスと手軽さ、そして河川敷ならではのカジュアルな雰囲気を求めていたゴルファーに向けて、現在利用可能な近隣の代替コースをまとめました。

荒川沿いには、現在も水害対策を施しながら元気に営業を続けている河川敷コースが点在しています。同じ埼玉県内では、ノーザンカントリークラブ錦ヶ原ゴルフ場大宮国際カントリークラブ大宮ゴルフコースなどが代表格です。いずれも都内からのアクセスが抜群で、フラットなレイアウトと変化に富んだホール構成を楽しめます。

渡し舟のような特別なアトラクションこそありませんが、河川敷ならではの爽快な開放感とリーズナブルなプレー料金は健在であり、かつての川越グリーンクロスファンが集う定番スポットとなっています。

【川越グリーンクロス】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:川越グリーンクロスが閉鎖されたのは何年何月ですか?
A1:2019年10月の台風19号による水害後、一部縮小営業や復旧検討を経て、2021年12月31日をもって正式に営業を終了し、完全閉鎖となりました。

Q2:名物だった「渡し舟」に乗ることは現在も可能ですか?
A2:いいえ、乗ることはできません。ゴルフ場の閉鎖に伴い、舟の運航および船着き場はすべて廃止・撤去されており、一般の立ち入りも制限されています。

Q3:川越グリーンクロスの跡地で別のレジャー施設やゴルフ練習場がオープンする予定はありますか?
A3:現時点で新たな民間レジャー施設やゴルフ施設が開設される計画はありません。跡地は国の荒川調節池整備事業や治水対策用地として活用されています。

まとめ:歴史ある名門河川敷コースの記憶と荒川の未来

舟に乗って川を渡り、四季折々の風を感じながら白球を追った川越グリーンクロス。多くのゴルファーにとって、仲間と過ごしたかけがえのない思い出が詰まった場所でした。

自然災害の猛威と時代の要請による治水事業によってゴルフ場としての幕は降ろされましたが、その広大な敷地は今、首都圏の安全を支える防災の要として新たな使命を担っています。かつての名コースが残した記憶と歴史は、これからも多くのプレイヤーの心の中に生き続けるはずです。 (出典: 川越 グリーン クロス(Yahoo!ニュース)